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名古屋教務所所有の車・役宅(職員住宅)は、名義は名古屋別院ですが・・
これは、『名義貸し・車とばし』と言うのでは、立派な犯罪(?)じゃないの。
小生も、全く身に覚えがないとは言い切れない(地元で車を購入して、下宿先で登録変更しないで継続的に使用。数ヶ月も住民票を出すのを忘れた等・・・・)ので、自らの事を脇に置いて、他人の事をとやかく言う事は、少々身勝手なのかも知れないのだが、教区や名古屋別院はいわば、公もっと言うならば、その大部分の経費を、檀信徒からのご懇志で運営されている性格上、やはり、少しでも疑念や疑問を持たれる運営をすべきではないのでは?。そんな思いを持っています。
教区会議員になって初めて知ったのですが、名古屋教務所は、独立した法人格を持っていません。
でも、不思議な事に、先般から問題にしている、名古屋教区の預貯金は、非課税の通帳(宗教法人)だそうです。(前主計教区会で答弁)寺族でしたら経験があると思いますが。銀行などで、法人名義の非課税口座を新規開設する場合には、登記簿謄本と印鑑証明書の提出を求められた経験ありませんか?。そうした書類無しで、非課税の通帳が出来る手法を是非知りたいのだが・・・まあ本題でないので・・・
刑法「157」条は、正確には、『電磁的公正証書原本不実記載』と言う犯罪行為を処罰する法律です。内容は、「公務員に対し虚偽の申立てをして、登記簿、戸籍簿その他の権利若しくは義務に関する公正証書の原本として用いられる電磁的記録に不実の記録をさせた者」となっています。
過去新聞等で報道された事例では
■熊本県警がオウム真理教団施設 など全国の14ヶ所を一斉捜索し、教団顧問弁護士ら4名を逮捕した。容疑は「公正証書原本等不実記載」土地の所有権移転簿の「原因」欄に「売買」とせず「贈与」と記入届け出たという容疑。
■神奈川県警公安三課と川崎署は 26日、住所不詳○○○容疑者を電磁的公正証書原本不実記載などの疑いで逮捕した。調べでは、○○○容疑者は1996年12月9日、川崎区役所でうその住所で転入届を出した疑い。また97年12月、東京都大田区のカプセルホテルに偽名で宿泊した疑い。
■自動車の所有者や使用場所を偽 って登録したとして、警視庁目黒署共同捜査本部は15日電磁 的公正証書原本不 実記載などの容疑で、○○組のフロント企業とみられる会社社長を逮捕する とともに、同社取締役を務めるプロ野球○○軍の○○内野守備コーチの自宅や○○組のフロント企業政治団体事務所など約30カ所を家宅捜索した。
(人名等プライバシーの関係で伏せ字)
等枚挙に遑(いとま)がないのであるが、別件逮捕的意図や一罰百戒の意味がある気がしない事もないのだが、オウムや○○組だから逮捕。大谷派だから許されるとするならば、憲法に言う「法の平等」に著しく違反し「ヤスクニ」や、「神の国発言」を憲法違反と言う資格はない、自らも、法律を遵守してこそ、説得力を持つものと信じるのである。
過日名古屋法務局で、教務所所有の役宅の登記簿謄本を取り寄せました。(住所やマンションの部屋番号では取れません)家屋番号「中区平和二丁目206番1の84」で申請すると、誰でも見れます。【甲区】には、登記の目的欄には(所有権移転)。原因欄(売買)権利者その他の事項(真宗大谷派名古屋別院順位4番の登記を移記)記載されています。(=公正証書原本)売買価格は、諸経費込みで3330万円です。同じ様な広さで昨年教区予算で購入した物件は1300万円で、6〜7年で、2000万円も目減りした事になり、無駄な買い物の気がするのだが(この事の責任は追及しないのだが・・)
民事的には、別院と所有権の確認の公正証書を締結したり、真宗大谷派と、名古屋教務所の所有権を、明確にするため覚え書き等を締結されている様で手続き上は問題ないと思うのだが・・これはあくまで、民事上の約束事の確認で、刑事事案(刑法157条違反の疑い?)には、何ら免責の意味を有しない事は、明かであろう。
つまり名古屋別院は、名古屋教務所に【名義を貸した】だけで財産ではない、従って毎年県庁に提出する宗教法人の書類の財産目録にも記載していない(出来ない)。しかし登記簿には、名古屋別院の所有権が記載されている。これは、法律の専門家でなくとも、虚偽の書類を提出したと、言われても、反論できないのでは?。「教区の根本道場としての別院」輪番からは、幾度となくこの言葉を聞きました。それは。教区寺院のお手本に他ならないのでは、その言葉がむなしく心に残るのは、小生だけだろうか?。
2001年度の名古屋教区予算にも、役宅整備や伝道車購入準備金として予算が計上されています。今まで通りの形で予算が執行されれば、悪く言えばいわば犯罪を犯す為の準備金を計上する無神経さを、究明したかったが、何せ一回生議員で、余り一人目立つのも何かと・・・ご遠慮申し上げたのだが、是非来年度の教区会では、この事は、教区全体の問題として討論されなければならないと思っている。
加えて、全国の教区で、教務所が法人格を持たない事例がいくつあるか知らないのだが、名古屋教務所の様な手法で役宅や、車が購入されて来たとすると、教団ぐるみで、長年にわたり違法行為をして来た事に他ならない。誰一人この事に関して、問題提議しなかったのも、誠におそまつでは、折しも今月は、宗議会議員の選挙があります。教団・宗門に於ける宗議会議員の職務の怠慢と言われても致方がないのでは、是非熱意ある若手でユニークな発想のできる議員を宗政に送り出して、21世紀の教団の姿を模索できれば、そんな気がしてます。
正義感の強い人が、一国民の義務として、不正を正す意味で、教務所長や輪番を、「刑法157」条違反で、告訴告発すれば、これだけ不祥事続で、世間の不評をかっている司法当局も、受理し、動かざるを得ないのでは?。逮捕や実刑はないかも知れないが、罰金か、始末書で終わるか。それは小生などの関知するところではないが、少なくとも犯罪歴のある人が輪番や所長の適任者ではないと言う意見が出るのも又当然ではなかろうか?。 (2001年8月28日) 戻る |
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■参考資料 役宅関連項目・・決算書 (1998〜2000) 教区会配布資料から作成
会計項目名 |
年度 |
歳入費目 |
歳入金額 |
歳入備考 |
歳出費目 |
歳出金額 |
歳出備考 |
教区事業積立金 |
1998 |
助成金 |
3,950,000 |
地方事業補助 |
役宅費 |
2,772,809 |
役宅借上げ金 |
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雑収入 |
74,557 |
預金利子 |
教化センター基金回付金 |
0 |
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繰越金 |
50,132,995 |
前年度繰越金 |
役宅維持積立金会計回付金 |
0 |
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予備機 |
2,000,000 |
豊田大谷高野球部 |
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歳入合計 |
54,157,552 |
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●歳出合計(1998) |
4,772,809 |
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1999 |
助成金 |
11,285,000 |
地方事業補助 |
役宅費 |
2,534,370 |
役宅借上げ金 |
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雑収入 |
73,667 |
預金利子 |
教化センター基金回付金 |
5,000,000 |
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繰越金 |
49,384,743 |
前年度繰越金 |
役宅維持積立金会計回付金 |
0 |
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予備機 |
0 |
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合計 |
60,743,410 |
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●歳出合計(1999) |
7,534,370 |
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2000 |
助成金 |
13,263,000 |
地方事業補助 |
役宅費 |
2,467,840 |
役宅借上げ金 |
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雑収入 |
77,484 |
預金利子 |
教化センター基金回付金 |
10,000,000 |
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繰越金 |
53,209,040 |
前年度繰越金 |
役宅維持積立金会計回付金 |
500,000 |
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役宅整備費 |
13,411,889 |
中古マンション購入 |
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予備機 |
3,000,000 |
センター書庫整備 |
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歳入合計 |
66,549,527 |
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●歳出合計(2000) |
29,379,729 |
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役宅維持積立金 |
1998 |
徴収金 |
252,000 |
役宅料 |
修繕費 |
0 |
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回付受金 |
300,000 |
教区会計より |
予備費 |
0 |
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雑収入 |
13,004 |
預金利息 |
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繰越金 |
5,148,852 |
前年度繰越金 |
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歳入合計 |
5,713,856 |
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●歳出合計(1998) |
0 |
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1999 |
徴収金 |
252,000 |
役宅料 |
修繕費 |
309,680 |
畳・エアコン・風呂 |
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回付受金 |
300,000 |
教区会計より |
予備費 |
0 |
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雑収入 |
8,064 |
預金利息 |
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繰越金 |
5,713,856 |
前年度繰越金 |
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歳入合計 |
6,273,920 |
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●歳出合計(1999) |
309,680 |
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2000 |
徴収金 |
252,000 |
役宅料 |
修繕費 |
649,650 |
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回付受金 |
300,000 |
教区会計より |
備品費 |
67,636 |
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500,000 |
教区事業積立金会計 |
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雑収入 |
6,695 |
預金利息 |
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繰越金 |
5,964,240 |
前年度繰越金 |
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合計 |
7,022,935 |
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●歳出合計(2000) |
717,286 |
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家賃収入 |
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役宅関連総歳出額 |
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1998 |
徴収金 |
252,000 |
家賃徴収料 |
役宅借上げ金 |
2,772,809 |
●合計 2,772,809 |
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1999 |
徴収金 |
252,000 |
家賃徴収料 |
役宅借上げ金 |
2,534,370 |
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畳・エアコン・風呂 |
309,680 |
●合計 2,844,050 |
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2000 |
徴収金 |
252,000 |
家賃徴収料 |
役宅借上げ金 |
2,467,840 |
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修繕費 |
649,650 |
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備品費 |
67,636 |
●合計 3,185,126 |
※ 2000年に役宅を購入した結果。修繕費等が増加しており何のメリットもない。又職員1人月額3000円の家賃を
支払っている様ですが、その10倍以上の経費の恩恵(闇給与?)を受けている。これが適正かどうかは、役宅借
上げ金の詳細を明らかにする事を答弁拒否されたし、職員の給与体系の資料も無く判断致しかねるのだが、で
も月額3000円の家賃は安すぎない?。又公租公課まで一括して役宅借上げ金で決算書で処理するのは、会計処
理上極めて問題がある事を指摘し、主計より来年度からは改める旨の返答がありました。少しは、進歩したか
も。まだまだ問題点もありますが紙面の都合で省略。