「浄信寺ホーム・ページ」は真宗大谷派(東本願寺)名古屋別院蓮如上人五百回御遠忌法要を勝縁として、上人の精神に立ち帰り真宗末寺の僧侶として、その意義を問い考えた時、インターネットのホーム・ページを立ち上げる事が小生の1つの答えになるのではなかろうかと考え、平成12年2月にこのホーム・ページを立ち上げました。
蓮如上人(1415(応永22)〜1499)は、今日の真宗教団の礎(いしずえ)を築いた本願寺再興の祖と言われています。当時漢文書体の経典しかない時代に、カタカナ混じりの文章で、「お文」という手紙形式により、1つの布教手段を確立した。半僧半俗の原始真宗教団を構成していた多くの毛坊主などの人々には、一種の新鮮さをもって受け入れたたのではないだろうか?。今日的言葉で言えば、IT革命と言ってもいい驚きで迎えられたのではなかろうか。いわば蓮如上人の時代の最先端のAV布教手段それがまさに「お文」であつたと、小生は思う。
それから500年。いま親鸞聖人や蓮如上人の教えは、どうなっているのでしょうか。住職に就任して、6年ほど経ちますが、教団や教区思う時、果たして蓮如上人や親鸞聖人の思いや願いは、我々現代人に、伝わり響いているのであろうか?。現代人の心を潤してくれているのでしょうか?。はなはだ疑問と言わざる得ない。 |
蓮如上人の時代の「お文」は、まさに現代のお文「インターネット」と言っても過言ではないだろう。されど我が宗門・教団のインターネットのホーム・ページも、行事案内や、更新が遅いなどインターネットの便利性と有効性を十分に活用しているとは言い難いのである。5年も前から、名古屋教区の教化センターに是非「ホーム・ページ」をと言い続けて久しいのだが、遅々と進まない現状を鑑み、一末寺の住職の責任で、かかるホーム・ページを立ち上げました。従ってここに書かれる内容に付いては、教団・宗門を代表し総意に基づいたものではない事は言うまでもありません。また浄土真宗の教えや、法話については、大谷派に限らず、当ホーム・ページのリンク集に立派なホームページが数多くあり、大いに参考になると思いますのでそちらをご覧下さい。
インターネットに象徴される、新しいメディアを通じて、真宗寺院僧侶住職が、社会に対して如何なるメッセージを発信できるか、試行錯誤の日々が当分続くと思います。皆様のご意見や叱咤激励、批判を謙虚に受け入れながらこのホーム・ページを存続させて行きたいと考えてます。
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