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数年前に自坊の報恩講に、節談説教(ふしだんせっきょう)をなさる方を、お招きしてのお説教がありました。もう30数年前に、俳優の小沢昭一さんが、日本の放浪芸を全国に尋ね歩かれ、そのシリーズの1つに、『小沢昭一が訪れた旅僧たちの説法・・節談説教・・』と題されたCDが近年復刻されました。それを聞いているうちに、これをなんとか自分で演じたいと思い小沢さんのCDを繰り返し聞きながら、覚えた節談説教『山伏弁円』を今年(2004)の報恩講に演じてみました。
■板敷山・・山伏弁円(べんねん)のあらすじ
弁円を中心とする山伏たちは,親鸞が、坂東(関東)で、布教教化する事に、危機感をもち、修験の仲間と、板敷山で、親鸞暗殺の計略を企てたが、失敗したため、聖人の居住の稲田の草庵に押しかけ、出迎えた親鸞の柔和な人柄に接するなり、振り上げた刀も打ちおろせなくなってしまった。弁円はその親鸞の人柄に惚れ込み、自らの、罪をわび、弟子になり、親鸞聖人から、弁円を改め明法房証信と名を頂き、親鸞の高弟となり、聖人に深く帰依して、その教えを関東にひろめた。
Video: A demonstrative presentation of Fushidansekkyo by the Reverend T.Hazuka,
the resident priest of Joshinji Temple
Nagoya Japan
■下記ページにも、『節談説教』の動画有り■
■節談説教『忠臣蔵』 平成19年報恩講 |