欧米で活躍するチベット音楽界の第一人者のプロフール紹介   
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     出演者プロフール紹介

 
 チベット音楽は、仏教と深く結びついています。日本での演奏曲目も1920−30年代にかけて名を広めた伝説の盲目のチベット三味線(さみせん)「ダミネン」演奏家アチョ・ナムゲの作品が多く含まれています。これらのほとんどが、仏教的色彩を帯びていると同時に絢爛(けんらん)たるチベットの栄光を鮮明に反映しています。
 世の中がどんなに物質的に経済的に恵まれても、私たちの心は昔から裸のままであり、その事が原因になって深刻な心の病が生まれているのが今日の状況です。
 日々の生活に根付く素朴な仏教心、そこから生まれたチベット音楽が、人種の違いを超えて少しでも心を癒す事が出来るなら、それこそ私たち演奏家の本望です。(タシ・クンガ)
                                                             
■出演者
                                
■テーチエン
本名タシ・ドゥンドゥップ・シャズール。インド出身。9歳の時、チベット・パホーミングアート研究所(TIPA)に入所。チベット伝統音楽を学ぶ。退団後アメリカでチベットダンス・カンパニー「チャクサンパ」を設立、
「Introduction to Tibetan Musice」
「Jha Rainbow Tibet 」「Renewal」をリリースした。
ソロとしても、
「Yarlung Tibetan Songs of LoveandFreedom」「Sky Treasures」等を出している。

                                                                                                            
■チミ・ユドン
チベット伝統音楽歌手、踊り手だけでなく、チベット・オペラを歌いこなす数少ない歌手の一人として高く評価されている。TIPAで音楽を学ぶとともにチベット・オペラの教師を務め、TIPA主催の海外ツアーにも参加し、欧米、南米、そして日本にも訪れている。
また俳優としてマーチン・スコシオン監督「Kundun」等映画にも出演している。現在ボストン在住。



                                   
■タシ・クンガ
本名空閑(くが)俊憲。福岡県出身。6年前、チベット三味線(さみせん)「ダミネン」に興味を持ち、TIPA出身の先生から手ほどきを受ける。2003年、ダライ・ラマ法王の前で演奏し、またチベット亡命政府関係者より賞をを受賞。師匠のひとりであるサンポ・リンポチェからチベット名「タン・クンガ」を授かる。また「唄人/baijin」として「海の涙」「灰の味」「黄金の華」などの作品をてがける。現在ニューヨーク在住。


 
 ■ 関連リンク
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